びびの寄り道

本文なし

急に土砂降りの雨が降ってきた

駅前のカフェで雨宿り
いつもは忙しくて素通りしてた店で
町並みを眺めながらコーヒーを一口飲む

久々にゆっくり眺める町並み
色々と変わっていた

変わっていたのを気づかずに
いつも通りすぎていたんだね

変わっていてほしくなかったのかな？
変わっていたのを認めたくなかったのかな？
と、自問自答し続ける


町並は目まぐるしく変わり続ける
ボクはその流れに取り残されたような感じがした

いや、ちがう
ボク自身が変わってないから
周りも変わってほしくなかっただけだったのかもしれない

そこに前と変わらない景色があって欲しかっただけかも・・・


雨がやんだ
店を出ると照りつける日差しで目が痛い
さっきまでの土砂降りが嘘だったような青空
そして、蝉の鳴き声・・・


夏がはじまる


今年の夏はボクにとって短いのか長いのか分からないけど
ゆっくりと進んでいこう

びびの寄り道は続く・・・